水回り掃除

かんたん掃除とこだわり掃除の2つの洗面所掃除の手順をご紹介します。

洗面台は顔を洗ったり、歯を磨くなど毎日必ず使用します。

家族がいると使用する頻度も多くて、洗面台の汚れもすぐについてしまいます。

今回は、忙しくて時間がない時でもできるかんたん掃除と家事代行のお客様宅で実践しているこだわり掃除の2つの洗面所掃除の手順を紹介します。

洗面台の汚れの種類

洗面台には次のような汚れがあります。

・赤カビ
・水垢
・手垢などの汚れ

赤カビ

赤カビの正体は酵母と言われている微生物で、菌類です。

家事代行の現場ではよく「ロドトルラ」と呼んでいます。

赤カビは、浴室用洗剤とスポンジやブラシで簡単に落とすことができます。

ポイントは赤カビは見つけたら、放置しないですぐに落とすことです。

赤カビが発生するのは黒カビが発生する条件と同じです。

そのまま赤カビを放置して掃除しないと、次に黒カビが発生してしまう可能性があります。すぐに掃除をしてしまうのが良いです。

カビができる環境

カビは次のような環境で発生しやすいです。

・「温度」が20〜30℃

・「湿度」が70%以上

・皮脂や洗剤などの「養分(エサ)」がある場合

温度や湿度がこの条件にならないように工夫することも大切です。

同様に掃除をして「養分(エサ)」を残さないようにすることも大事です。

水垢

蛇口や鏡についている白いうろこ状の汚れが水垢です。

水垢は、洗面台や鏡に残った水道水が蒸発するとミネラルやカルシウムが残り水垢となります。

手垢などの汚れ

洗面台は顔を洗ったり、歯を磨いたり毎日使う場所なので、蛇口・鏡・シンク・洗面台にはどうしても手垢がついてしまいます。

①かんたん掃除

3つのお掃除手順だけでサッとできるかんたん掃除をご紹介します。

準備するもの

・コードレスの掃除機もしくはガムテープなど

・マイクロファイバークロス2枚

・柔らかいスポンジ

・中性洗剤(浴室用洗剤で大丈夫です)

・歯ブラシ

・ティッシュ

・ゴミ箱

手順①・洗面所の床のゴミをサッと取ります

洗面所は、服の繊維が落ちやすく、ドライヤーを使用したりするためホコリや髪の毛が床に落ちています。

また洗面所だけで完結している造りになっていることが多いので、風でそのホコリや髪の毛が流れることもありません。

そのため、ホコリや髪の毛がたまっていることが多いです。

その状態で洗面台の掃除を始めてしまうと、ゴミを足で踏みつけて、掃除の後に洗面所の外にそのゴミを持っていくことになってしまいます。

手軽に使えるコードレスの掃除機を持っていたらサッとゴミを取ってしまいましょう。

コードレスの掃除機を持っていなかったら、ガムテープを使うのもおすすめです。ガムテープを少しちぎって、ペタペタとゴミを取りましょう。

ガムテープがない時は絨毯やカーペットのゴミやホコリを取る時に使うコロコロでも大丈夫です。

手順②・鏡の掃除をします

鏡には歯磨き粉の跡や、手を洗った時などの水しぶきなどの汚れがついています。まずマイクロファイバークロス1枚を水に濡らして絞ります。鏡の上から下に向けて拭いていきます。

次にもう1枚のマイクロファイバークロスを使って乾拭きをします。上から順番に下に向かって、一定方向に拭きましょう。適当に拭くと「拭きムラ」がついてしまいますので、注意して下さい。鏡をピカピカきれいにするコツは、水拭きと乾拭きです。

今までやったことのない方は「水拭きと乾拭き」の2つを行うことが面倒に

感じるかもしれません。

しかし「水拭き」だけだと鏡に水分が残ったままになってしまいます。

「乾拭き」だけだと鏡についた汚れを取ることができません。

どうしても最初は面倒に感じるかもしれませんが、やっているうちに体が慣れて習慣化できますので、安心して下さい。

手順③・洗面ボウルの掃除をします

最初に排水溝のゴミを取ります。ティッシュで排水溝にたまっているゴミを取ります。取ったら、そのままゴミ箱に捨てましょう。ゴミが取れたら、歯ブラシを使って排水溝にある細かい汚れを取ります。

次に洗面ボウルの掃除をします。柔らかいスポンジに中性洗剤をつけて、こすります。ヌメリやザラザラが残らないように丁寧にこすりましょう。水を流して洗剤が残っていないことを確認したら、ヌメリやザラザラが残っていないか手で触ってチェックして下さい。

ワンポイントアドバイス

「時間がない」と思ってもこの3つだけは行って下さい。これをやるだけで随分と洗面所のキレイを維持できますよ。

こだわり掃除

準備するもの

かんたん掃除で準備したものに加えて以下のものがあると便利です。

・掃除機

・バスマットもしくは敷物

・雑巾1枚

重曹とクエン酸について

環境に配慮してお掃除をするために、重曹やクエン酸を使う方もいると思います。

重曹とは

重曹とは、食塩水や二酸化炭素などを元につくった自然由来の物質です。別名「炭酸水素ナトリウム」といわれています。

ナチュラルクリーニングの代表として有名です。

重曹には「アルカリ性」の性質があります。

アルカリ性の性質があるものは、その対極にある酸性の汚れを中和し、落としやすくします。

酸性汚れとしてすぐに思い浮かぶのは「油汚れ」ですね。キッチンの油汚れや、手垢や皮脂汚れなどを落とすのにアルカリ性の重曹は効果を発揮します。

クエン酸とは

クエン酸とは、レモンや梅干しなどの酸味成分だけを取り出した粉末で、白い粉状のものです。

掃除で使うために購入する時は、食用のクエン酸もあるので、間違えないように掃除用のクエン酸を購入するようにしてください。

クエン酸の一番の特徴は水に溶かすと「酸性」の性質を持つことです。

水垢などのアルカリ性の汚れにクエン酸を使うと、中和してやわらかくなり落とすことができます。

重曹とクエン酸を使う時の注意点

重曹とクエン酸は作用はあまり強くなく、しつこい汚れなどは落とせないことがあります。また重曹水やクエン酸水を作らなければいけないなど準備に手間もかかります。

時間に余裕のある時は重曹とクエン酸を使ってお掃除をする。忙しい時は市販の中性洗剤を使ってお掃除するなど状況に応じて使い分けるのがいいですね。

さらに、クエン酸は大理石が使われている場所のお掃除には注意が必要です。大理石は酸に弱く、クエン酸を使うと溶けてしまうからです。

手順①・洗面所の床のゴミを取ります

時間に余裕がある時などは掃除機を丁寧にかけましょう。

ゴミが取れたら、雑巾を水に濡らし絞って、水拭きをするのもオススメです。裸足で歩くことも多い洗面所の床には皮脂汚れなどもありますので、水拭きしてきれいにしておくと良いですよ。

手順②・洗面台の上の物をどかします

洗面台の上に物が置いたままだと、掃除がやりにくかったり、ホコリや汚れがちゃんと取れなかったりしますので、どかします。石鹸置きなど割れそうな物が置いてある場合も安全な場所にどかしておきましょう。

床にバスマットもしくは物を置いても大丈夫な敷物などを敷いて、その上に物をどかします。

手順③・鏡の掃除をします

特に鏡の一番下の部分は水しぶきがたくさんついています。

時間がある時は、1回水拭きをしたら屈んで下から鏡を覗き込んで、一番下の部分にまだしぶきの跡が残っていたら、もう一度拭きましょう。

また、この時一緒にタオルを掛ける所や蛇口も水拭きと乾拭きをしてピカピカきれいにしてしまいましょう。

手順④・洗面ボウルの掃除をします

洗面ボウルの掃除は、かんたん掃除と同じです。

手順⑤・物を元に戻します

最後に物を元に戻します。

ここで「ワンポイントアドバイス」です。洗面台の上は、物が少ないほうが清潔な状態を保ちやすく、掃除もしやすいです。

物を戻す時に、「これ、本当に洗面台の上に置く必要あるかな?」と一度考えてみて下さい。洗面台の上に置かなくてもいい物はないかどうか、チェックしながら元に戻すのがオススメです。

さらにワンポイントアドバイス

こだわり掃除は「今日は時間がある」という時。かんたん掃除を楽にするためにも出来れば週1日は行うことをオススメします。

きれいを保つ秘訣と用意しておくもの

せっかく掃除できれいにしても、洗面台は毎日使う所ですのですぐに汚れがついてしまいます。

家事代行で水回り掃除をご利用いただいているお客様にもよくご提案するオススメな方法をご紹介します。

いつも乾いた「マイクロファイバークロス」を1枚洗面台の上に置いておくことです。

「洗面台の上が濡れていたらサッと拭く」「鏡に歯磨き粉がついたらサッと拭く」

これを気が付いた時に行うと、きれいな状態を保つことができます。

上に書いた洗面台の汚れの中で「水垢」や「手垢などの汚れ」を防ぐことができますよ。

「家族にも伝えて、みんなでやってみることをオススメします。

洗面台の上の物を少なくできたらいいな〜

上にも書きましたが、

「掃除は、物が少なければ少ない程に楽です」

家族が多いと歯ブラシや整髪料などが家族一人一人にあって

「そんな事言われても無理」と思うかもしれません。

そのお気持ちはとてもよくわかります。

なので「洗面台の上の物を絶対に少なするぞー!!」ではなく、

「洗面台の上の物を少なくできたらいいな〜」位の軽い意識で良いと思います。

具体的には、洗面台を使っている時に「これなくていいかも」と思った時に少しずつ物を減らしていくイメージでいいと思います。

家事代行サービスを利用して下さい。

どうしても忙しくて洗面所の掃除を行う時間がない時はシンプルデザインの家事代行サービスをご利用下さい。

洗面所の掃除は以下の2つのコースで行っています。

掃除代行&洗濯代行サービス 月額12,000円~(1時間3,000円)

窓ふき

女性スタッフが定期的にご自宅にお伺いし、お部屋や水回りの掃除、洗濯、ゴミ捨てなどの家事代行サービスを行います。

サービス内容の詳細などはこちらをご覧ください。

掃除代行&洗濯代行サービスの詳細はこちら

水まわりのみ掃除代行サービス 月額10,800円~(1時間2,700円)

水まわりのみ掃除代行サービス

女性スタッフが定期的にご自宅にお伺いし、浴室、洗面所、トイレ、キッチンなどの水回りのみのお掃除を行います。

水回りのみに集中するため、料金がお安くなっています。

サービス内容の詳細などはこちらをご覧ください。

水まわりのみ掃除代行サービスの詳細はこちら

なお、今回ご紹介した洗面所掃除の手順について。実際の家事代行サービスではサービスご利用時間やその他にお掃除する場所の関係で全ては行わない場合もありますので、ご了承下さい。